あなたは、『どんな、何屋さん?』

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 あなたは、『どんな、何屋さん?』   No.12

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前回のメルマガでは、 相手から見て「何屋さん」か、パッと見てわかる事が重要とお伝えしました。 「何屋さんか?」については相手に伝わったとして、 今回は「どんな何屋?」にお伝えしたいと思います。 これも「会社のブランディング」 つまり「お客様から選ばれる理由」です。 「何屋さん」がわかっただけでは、お客様から選ばれません。 「○○屋さん」は、他にもたくさんありますから、 あなたの会社でなくても良いのです。 「どんな・・・」が「ブランディング」なんです! 「ブランディング」には、5つの要素が必要です。 ・「誰に(ターゲット)」 ・「何を(商品)」 ・「どのような価値で」 ・「どのような差別化で」 ・「どのような信頼感で」   販売するのか?ということです。 しかし実際、この部分が難しいんですね・・・(^_^; 先日、勉強会で一緒に勉強しているTさんの商品について、 みんなで考えました。 (ここでは、複雑になるので、Tさんと私の会話の形をとらせて頂きます。) Tさんは、北欧直輸入の「水」を販売されていらっしゃいます。 「ブランディング」をするために、まずは、 「何を(商品)」について、深掘りしていきました。 商品自体は「水」の販売なので、すでに1つに絞り込まれています。 フルド「『水』は、他でも、いろいろと販売されていますよねー。     その『水』の特徴、他の『水』との違いは?」 Tさん「北欧の豊かな自然の中でくみ上げられた水なんです。」 フルド「場所が違うだけで、どの水もそう言いますよね。(^_^;     他にはないですか?」 Tさん「世界のトップモデルさんも飲んでいます。」 フルド「なるほど・・・他には?」 Tさん「EUの厳しい基準をクリアしていて、     日本の『トクホ』にあたる認可を受けています。」 フルド「なるほど。それなら健康志向の人にはいいですね!     他には?」 Tさん「硬水だけど、飲みやすいんです。」 フルド「硬水ですか・・・。私は少し苦手です。」 Tさん「日本人には、軟水が好まれます。     でも、ミネラルなどの成分がバランス良く含まれているので     硬水でも飲みやすいんですよ!     バランスが大事なんです!」 フルド「CMで有名なメーカーも硬水だけど、     飲みにくいので、飲み続けられなかった・・・」 Tさん「あのメーカーさんは、ミネラル分を多く含んでいるだけで     バランスが悪いので、飲みにくい。     ミネラル分を多く含んでいても、バランスが悪いと、     結局は体に吸収されず、排出されるんです」 フルド「そうなんですか。それなら、     硬水なのに飲みやすいっていうのは、ウリですね。」 というふうに、その商品の特徴を出していき、 他社の商品との違いを明確化していきました。 つづいて、「誰に(ターゲット)」について考えていきました。 フルド「ターゲットは?」 Tさん「美容と健康に興味がある20代〜30代の女性です。」 フルド「そのターゲットの人たちは、     Tさんの扱っていらっしゃる水を欲しいと思いますか?」 Tさん「うーん。CMなどしていないので、正直浸透していないので     有名他社さんの方が、買われると思います。」 フルド「でも、そこの水は、飲みにくいんでしょ?」 Tさん「そうなんです。飲みにくいから飲み続けられない。     ある程度、飲み続けないとその効果が出ないんですけど・・・」 フルド「それなら、ターゲットは、     美容と健康に興味がある20代〜30代の女性ではなくて、     美容と健康のため、かつて「硬水」を飲んでいたが、     飲みにくかったため、続けられなかった女性」     の方が、いいですね!」 Tさん「そうか!そうですね!     その方がターゲットが絞られて、明確です!」 フルド「他のターゲットは考えられませんか?」 と続いていきました。 続きは、次回のメルマガで、お楽しみに・・・(^^)

わかりやすいと、口コミされやすい!

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 わかりやすいと、口コミされやすい! No.11
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【儲かる名刺】の重要な要素である、「2つのブランディング」。
 
「2つのブランディング」とは、「会社のブランディング」と
「個人ブランディング」です。
 
「個人ブランディング」については、
前回、前々回のメルマガでお伝えさせて頂きました。
 
今回は「会社のブランディング」について、お伝えしたいと思います。
 
「会社のブランディング」とは、簡単に言うと
 
  「お客様から選ばれる理由」
 
です。
 
言い方を変えると「会社のウリ」「会社のとんがり」です。
 
大事なのは、「わかりやすい」という事、
 
  つまり、「1点集中」が重要なんです。
 
特に、多角経営でいろいろな業種を経営されていらっしゃったり、
いろいろな商品を扱っていらっしゃったりする方は、注意が必要です。
 
 
あるセミナーに参加した時、名刺交換をさせて頂いた、Hさん。
名刺には、「株式会社××××」という社名。
何店舗か経営されているようで、
「居酒屋店のロゴ」、「カフェのロゴ」、「カラオケ店のロゴ」、
「ジュエリー店のロゴ」が印刷されていました。
 
チェーン展開しておられるようで、
裏面には、それぞれのお店の住所、TELなどが、ズラズラ・・・。
 
フルドは、それらの「ロゴ」を見ても、
何をされていらっしゃるのか、さっぱりわかりませんでした。(^_^;
 
フルド「すいません、何のご商売をされていらっしゃるんですか?」
 
Hさん「はい、いろいろやってます!」
 
フルド「いろいろですか・・・(^_^; 」
 
Hさん「居酒屋、カフェ、カラオケ店、ジュエリーをやってます。」
 
フルド「なるほど・・・。」
 
   (うかがってはじめて、何のお店かわかりました・・・)
 
フルド「幅広く、ご活躍なんですね!」
 
Hさん「まあ、ボチボチですけどね・・・。」
 
フルド「この中で、どのお店が、1番繁盛されていらっしゃるんですか?」
 
Hさん「どれも、どんぐりの背比べです。これといったのは、ないです。」
 
フルド「そうなんですか・・・。」
 
 
その後、家に帰って、
名刺交換のお礼のメールを出そうと思って、名刺の整理をしておりました。
Hさん以外にも、20名くらいの方と名刺交換をさせて頂いています。
 
Hさんにメールを出す順番になり、
名刺を見返しました。
 
ロゴマークが4つ・・・。
 
フルド「えーと、何のお店だったっけ・・・。
    居酒屋さんと、カフェと、えーっと・・・・。」
 
そう、思い出せないのです。
(フルドの記憶力が悪いせいでもありますが・・・。)
 
これって、とても損をしているんですね!
 
もし、名刺が「居酒屋さん」だけの表示でしたら、
さすがに、記憶力の悪いフルドでも、覚えていたでしょう!
覚えていたら、もし「居酒屋さん」を探す時に、
 
「せっかくだから、Hさんのお店で」っていう可能性もありますし、
 
誰かに「どこかいい居酒屋知らない?」って尋ねられた時、
 
「ああ知ってるよ!Hさんの○○っていうお店に行ってみたら?」
 
と紹介することもできます。
 
 
確かに、色々経営されていらっしゃる場合は、
すべて入れたくなるのが人情です・・・。
 
でも相手からすると、「何屋さん」か、認識できないのです。
 
「いろいろやっている人」では、人に紹介できない、
つまり、「口コミ」が発生しないのです。
 
フルドの場合も、現在は、
 
「印刷屋」と「セミナー講師」と2つの面を持っています。
 
それぞれの場面で、「セミナー講師」を前面に出す時と
「印刷屋」しかも、さらに絞って「儲かる名刺屋」を前面出す時と
使い分けています。
 
あなたは、相手から見て「何屋さん」か、わかるでしょうか?
 
次回は、さらに、「どんな、何屋さんか?」について
考えていきますので、お楽しみに・・・(^^)
 
 

過去の経験を今の仕事に結びつけるには?

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 過去の経験を今の仕事に結びつけるには? No.10
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【儲かる名刺】の重要な要素である、「自分のプロフィール」。
 
この「プロフィール」とは、「自分と商品との関係性」だという事は、
前回のメルマガでお伝えさせて頂きました。
 
このプロフィールについて、よくご意見を頂くのが、今までの経験や仕事が
今の仕事に結びつかないというお悩みです。
 
特に、新しく事業を始めようと思っていらっしゃる方や転職をされた方は、
これからの仕事と全く関係ない仕事だったので結びつかない
とおっしゃられます。
 
過去の経験や仕事が、直接的に、現在やこれからの仕事に結びつかない場合、
フルドは、
 
  過去の「想い」を、結びつけたらいかがですか?
 
と、アドバイスさせていただいています。
 
 
以前、「儲かる名刺セミナー」にご参加頂いた、Yさん。
セミナー後の懇親会で、やはり同じようなお悩みを持っていらっしゃいました。
 
Yさん「実は今後、起業を考えていて、その名刺を作成するのに
    参考にしようと思って、今回のセミナーに参加しました。」
 
フルド「はい。ありがとうございます。」
 
Yさん「それで、セミナーにあった、プロフィールについてなんですが。。。」
 
フルド「はい、何でしょう?」
 
Yさん「どう考えても、今までの仕事や経験が、これから起業するお仕事と
    結びつかないんですが、どうしたらいいんでしょうか?」
 
フルド「なるほど。ちなみに、今までどのようなお仕事を
    されていらっしゃったんですか?」
 
Yさん「ボランティアを支援する仕事だったんです。
    最初は、『私でもお役に立てる事ができるのではないか?』と思って
    勤務することにしたんですが、いざ仕事ととなると、実際は思ったのとは
    違っていて。。。悶々と過ごして来ました。」
 
フルド「なるほど・・・。」
 
Yさん「悶々と過ごしているうちに、その事業自体がなくなってしまった。。。」
 
フルド「あーっ、そうなんですか・・・」
 
Yさん「それで、それを機会に仕事をやめて、自分自身でできる範囲で、
    新しく事業を始めてみようと考え中なんです。
    まだ、何をやるかは、決めてはないんですが、
    今までの仕事とは、結びつかないだろうと思って・・・。」
 
フルド「わかりました、結びつくか、つかないかは、
    起業する内容がはっきりしてから考えるとして、
    まず、できるのは、今までのお仕事をしようと思った
    『想い』や『志』は、Yさんの根本だと思います。」
 
Yさん「『想い』や『志』ですか?」
 
フルド「そうです。ボランティアを支援する事業に就職しようと思ったわけですから、
    『何か人のお役にたちたい』という『志』があったんですよね?」
 
Yさん「はい。そうです。でも、あまり役に立てた実感がないんですけど・・・」
 
フルド「その『人のお役に立ちたい』と思った『志』で、
    これからの事業を取り組んで行くという流れで書いてみれば、
    ストーリーになるんじゃないでしょうか?」
 
Yさん「なるほど・・・。」
 
フルド「流れとしては、『人のお役に立ちたい』と思ってボランティアを
    支援する事業に就職したが、実際は、自分が思っているのとは、
    違っていて、悶々とした日々を過ごしていた。
    そして事業自体が中止となり、それが転機となって、
    自分自身で「人のお役に立てる事」はないかと模索し、
    この仕事なら「人のお役に立てる」と思って、起業することになった。
    みたいな感じではどうでしょう?」
 
Yさん「すごいです!そうか、そうすれば、今までの経験がつながるし、
    新しい事業の理由づけにもなりますね!」
 
フルド「そうですね!」
 
Yさん「しかも、何を始めたらいいのか、わからなくなっていたんですが、
    自分を見失っていた事に、気がつきました!
    私が何で『人のお役に立てるか?』を見つめ直してみます!」
 
フルド「それは、良かった^^」
 
Yさん「なにか、スッキリしました♪」